久喜市立太田小学校にて、かわいいキャラクターを彫刻した創立150周年記念碑を建立
埼玉県久喜市にて、お墓・石材のお仕事をさせていただいております、木村石材店 石原です。久喜市立太田小学校にて、かわいいキャラクターを彫刻した創立150周年記念碑を建立させていただきましたので、ご紹介いたします!
久喜市立太田小学校 創立150周年記念碑 インド産M10・アーバングレー
弊社ではここ最近、学校の記念碑を建立するお手伝いをしています。昨年は、私の母校でもあり娘たちが通っている本町小学校で、一昨年は弊社の近くの久喜小学校で記念碑の建立をお手伝いさせていただきました。今回のご依頼は、久喜市立太田小学校の創立150周年の記念碑です。友人に記念碑のことを話したところ、「自分の子どもが通う学校にもあったら」とご依頼をいただきました。
記念碑を設置する場所です。正門の近くで、昭和48年の緑化完成時の記念碑を移設して建立することになりました。
カラー図面です。150周年実行委員の方々に大体のイメージを作っていただいたものに、私もお手伝いをして完成しました。
丸い部分には、太田小学校の創立150周年記念キャラクターを彫刻します。太田小の3つの学校教育目標である、「考えぬく子」「思いやる子」「やりぬく子」が名前になっているそうです。かわいいうさぎの3姉弟です。
その下の台座は、色々話し合われた結果このように彫刻することになりました。文字の大きさや配置などは何度かお打ち合わせをしました。内容をご了承いただいて、工事に取り掛かります。
工事が始まりました。まずはもともとあった緑化完成の記念碑を取り外して、別の場所へ移設しました。その後、地面を掘削しています。
グリ石を入れて転圧し、しっかり地盤を固めます。
地盤を固めたら、周りに木枠を組んで配筋し、基礎コンクリートを打つ準備をします。
コンクリートを打ちました。パイプを設置して、基礎に石碑を設置するときにピンを挿し込む部分としました。表面をきれいにならしたら、しっかり固まるまでしばらく養生期間を置きます。
基礎が完成しました。きれいに仕上がっています。
台座となる台形の石を据えるところです。印のように底面にピンを二本取り付けて、これを先ほどの穴にあわせて設置します。
台座の石を設置しました。ピンはしっかり基礎コンクリートに埋め込まれています。
台座の上に丸い部分を取り付けます。ここでもピンを二本設置して、底面に差し込む形で設置します。ボンドも併用してしっかり固定し、万一の地震などでも倒れたり落下したりしないように据えていきます。
設置完了です!
正門から入ってすぐ目の前、登校してきた子どもたちを出迎えるように設置されました。
本体の石に黒御影石のプレートを埋め込む形になっています。使用した石は、本体がインド産のアーバングレー、プレートは同じインド産のM10です。丸い部分に学校のキャラクターを、台座のプレートに学校のスローガンを彫刻することは、実行委員会の皆様からご希望いただきました。「祝 創立150周年」の文字は白色を入れていますが、黒御影石部分は色を入れずに仕上げました。
キャラクター部分です。白く見えるところはサンドブラストという技法で磨きを落として表現しています。色を入れていませんが、濃い色合いの黒御影石なので細かいところもきれいに見えます。
台座は「伝統を生かし 未来をつくる 太田小の子どもたち」という文字が刻まれています。こちらも色は入れていませんが、大きな文字で遠くから見てもきれいに読みとれます。
完成した記念碑をご覧になった実行委員会の皆様には、「図面では分からなかったけど、思っていたより大きくて立派だね」「すごくいいね!」と仕上がりをとても喜んでいただけました。お披露目式はもう少し先に控えていますので、またたくさんの皆様に見ていただけるのが楽しみです^^ このたびは、150周年記念碑の建立というとても大切な節目にお声かけいただいて、ありがとうございました。記念となる行事の一環に参加させていただけることはなかなか経験できることではありませんし、率直にとてもうれしく、光栄に感じております。これからも100年、200年と残り、子どもたちや地域の皆様に愛される記念碑になればうれしい限りです。