久喜市立久喜小学校にて、創立150周年の記念碑を建立させていただきました
埼玉県久喜市にて、お墓・石材のお仕事をさせていただいております、木村石材店 石原です。久喜市立久喜小学校にて、創立150周年の記念碑を建立させていただきましたので、ご紹介いたします。
久喜市立久喜小学校 創立150周年 新旧記念碑
弊社は、JR・東武線「久喜駅」から歩いて7,8分ほどの久喜市久喜中央にございます。今回ご依頼をいただいた久喜小学校は、弊社の近くの子どもたちの通う学校です。創立150周年を迎える歴史のある小学校で、私の妻やその姉妹の母校でもあります。150年の歴史がありますので、先代も、おそらく先々代も卒業生です^^
こちらは、学校の一角にある校歌の石碑です。何十年か前に先代が建立に携わらせていただきました。年月は経っていますがしっかりしています。そうしたご縁もあって、150周年の記念碑を弊社で作らせていただくことになりました。
今回は、以前からよくしていただいている方を通じて学校からご連絡をいただきました。記念碑の仕様や内容が決まり、工事に取り掛かりました。
工事が始まりました。基礎を打つため根切り・掘削を行っています。今回の記念碑を建てる場所は、小学校の皆様で話し合いをされて決められていました。彫刻する文字もすべてご指定通り行いました。
杭打ち工事を行っています。今回の設置場所は、ブロックで囲まれた場所に土を入れているところでした。小学校ということもあってより強度の高いものにしたいという思いもあったので、掘り下げて固めただけではなく杭を打つことにしました。
樹脂製の杭を4本、敷地内にしっかり打ち込みます。
4本ともすべてしっかり打ち込み、地盤を補強します。
杭打ちが終わると、割りグリを入れて転圧しています。基礎コンクリートを打つ前の地固めです。
枠を組んで配筋し、コンクリートを打つ準備をしました。鉄筋はコンクリートの骨のような役割を果たし、より強度が上がります。
基礎コンクリートの打設が完了しました。赤い糸は、このあと基礎の上に据える記念碑のゲタ(台座)の位置の目安になるもので、いわゆる場所出しをしています。
ゲタ部分を基礎の上に据えました。基礎にピンを入れてゲタをしっかり固定しています。ゲタについているピンは、このあと上に設置する記念碑本体とゲタを固定するものです。
基礎が完成したら、この後周りに芝生を貼るということでしたので、土を埋め戻しました。
記念碑本体を耐震施工で設置して、完成しました! 記念碑の完成後、造園屋さんが周りに芝生を貼り、こんな雰囲気に仕上がりました。
この記念碑の両脇に楷の木が植えられており、記念碑にはその由来が記されています。楷の木は孔子ゆかりの木だそうです。ご依頼いただいた黒御影石で、文字の書体はいくつかご提案した中から読みやすい文字をお選びいただきました。
記念式典の際は、市長さんや教育委員長さんなどが参加して除幕式も行われました。私も式典の午後の部に参加させていただきました。実はこの記念碑の計画は、完成の前年までおられた校長先生の時に発案されて、式典にはその先生もお越しになっており、大変喜んでくださっていました。このたびは、150周年という記念すべき碑の建立工事をお任せいただき、本当にありがとうございました。この先も何代もの世代を末永く見守る記念碑になりますように祈っております。
今回の工事にあたり、学校にお邪魔して先代が施工した校歌の石碑を見たときは、うれしかったです。地元で長くこの仕事をさせていただいているからこそ、こうした大切なお仕事をいただけたのだなあと、地域の方々だけでなく、先代・先々代にも感謝する思い出深いお仕事になりました。